県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会
代表挨拶
ごあいさつ
連絡会代表 荒川照明
日立市民の皆さまと全国各地でご活躍の日立市出身の皆さまに訴えさせて頂きます。
2020年5月26日、突然、大井川茨城県知事は、笠間市「エコフロンティアかさま」の後継候補地として、日立市諏訪町の日立セメント太平田鉱山跡地を県の新産業廃棄物最終処分場の最終候補地に決定した、と発表しました。
太平田鉱山跡地は「日本最古の地層がある多賀山地」「茨城自然百選の鮎川渓谷」の自然豊かな山地・沢にあり、産業ゴミの広大な埋立て場建設は、やってはいけない、最悪の候補地選定と言わざるをえません。
処分場候補地には、県内産業ゴミ運搬車が、一日200台以上日立市中心部を通って諏訪の山中に入って行き、20年からそれ以上続きます。
「エコフロンティアかさま」ではダイオキシンなどの有害物質や大腸菌などで大気、土壌、地下水が有意に汚染されております。
処分場建設は、日立市にとっては何のメリットもなく、自然破壊・交通渋滞・水質汚染・大気汚染・地下水汚染のリスクなど、市民生活に甚大な影響が生じます。さらに日立市は、様々な問題がある産業ゴミ処分場のリスクを、永久に抱え込むことになります。公害を克服した工業・環境都市日立のブランドが毀損し、産廃都市日立へとなってしまいます。
有志とともに「産廃処分場問題を考える会」で学習講演会や現地見学会などを重ね、候補地諏訪町は全く不適地であると確信し、8月28日に「県産業廃棄物最終処分場建設に反対する連絡会」を発足しました。8月31日、小川春樹日立市長宛てに、県に対し処分場建設を受諾しない立場で回答するよう要望書を提出したところ、全紙・テレビに取り上げられ、世間の関心が高まっています。
今後、この計画の問題の大きさを、全市民に知っていただけるよう広報しながら、茨城県及び日立市に、この地は処分場に最も不適地であることを伝え、建設計画撤回の運動を広く進めていきたいと思います。
この故郷日立を守る運動に、皆さまのご参加とご協力をお願いしてご挨拶といたします。
→ 2020年8月31日 日立市長宛 『諏訪地区への県営巨大産業廃棄物最終処分場の建設に反対する要望書』(PDF 213KB)